草むらにガチャピンが?

 仕事を終え樋ヶ沢倉庫(資材管理センター)を出ようとして、門扉を閉め車に乗り込もうとしたとき、1匹の虫が飛んできて軽トラのドアに止まった。「なんだカミキリムシか」と思い振り払おうとしたが、その風貌が少し気になりその虫をよく見てみたら・・・「うおー!! ラミーカミキリだ」と思わず声を上げてしまった。
 このカミキリムシ有名なカミキリムシなので知っている人も多いはずである。何がそんなに有名かというとその姿がまるでタキシードを着たガチャピンに見えるという理由である。このネタは探偵ナイトスクープでも取り上げられテレビで放送されたので視聴された方もいるであろう。

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ガチャピンに見えますか?

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 見たいと思っていたラミーカミキリがまさかこんな形で出会えるとは思ってもいなかった。
 このラミーカミキリのラミーは苧麻のこと。そうまさにあのにっくき?からむしの事をいうのである。このラミーカミキリは、昔ラミー(からむし)を繊維として使用するため輸入した時に、このカラムシを食草とするラミーカミキリがカラムシと一緒に日本に入って来た外来種という説が有力である。
 草刈りの途中でからむしに出くわし、草刈り機の歯をチップソー等に交換する時に休憩がてら探してみると、もしかしたらカラムシの草むらの中にいるガチャピン似たカミキリムシに出会えるかもしれません。

巡視路除草工事(木曽地域)

 現場に到着し、いざ除草しようとしたら、まさに草刈りを行うその場所に2頭の牛がいるのが見えた。
「うーんこのままでは、怖くて除草なんてしとれんぞ」と思い、柵の外から牛に向かって「どいてくれ〜!!」といったところで牛の野郎は一向にどく気配がない。まっそりゃそうか。
 巨大な牛相手にかなりびびり、どうしようかと考えたところ「草刈機のエンジンでもかけて脅してみるか」ということになった。草刈り機のエンジン音を聞けばびっくりして逃げ出すであろうという浅はかな考えだ。よく考えてみれば車でその場所まで行っているので、逃げ出すんであれば車のエンジン音でとっくに逃げているはずである。
 牛にビビり冷静な判断ができなくなっているので、草刈り機エンジン作戦を実行することにした。
「よっしゃエンジン始動」
 ブイーンと草刈り機のエンジンの回転を上げて「おりゃ、おりゃー」と威嚇するもまったく効果なし。こちらを見るどころか全く動じることなく草を食い続けていた。
 「なんじゃそりゃ、ダメじゃん」「まっしゃーないな、2頭くらいならたいして邪魔にならんからそのまま刈るか」と強がって話していた。
 するとなんということか、草刈り機のエンジン音に反応したのか遠くから牛の群れがこっちをめがけて一斉に走り出してきているのが見えた。「うおーなんじゃありゃ!?」
 牛にしてみれば「何?何?」「ごはん?」といったところだろうか。あっという間に入口が牛の群れで囲まれてしまった。
 こうなると完全に戦意喪失。あの群れの中に飛び込んで草刈りをする勇気など到底なく、なすすべなく退散したのであった。

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「どっか行ってくれー(泣)」

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別の場所で、作業を終えもう一度来てみたら牛は1頭もいなかったので無事に作業することができた。
「あー良かった」

カモシカだ!!(川上地区送電線支障木調査)

 支障木調査のため車から降り、現場に向かって歩いていたところ(現場は国道脇やく10mほど)獣の気配が。ドキっとして気が動転し一瞬クマかと思いましたが、よく見てみるとカモシカでした。立ち止まり目と目を合わせながら写真を撮りましたが、

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逃げるかと思いきやこちらを凝視したまま。襲ってくるかと思い(襲ってくるわけないか)びくびくしていましたが、特に逃げるでもなく襲ってくるでもなくこちらを見たままなので、少しづづ近づいて

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それでも逃げないので「すいません」と手刀を切ってカモシカの3mほど前をドキドキしながら通過しました。

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「あ~こわ」

 

からむしがからむし

 何の話かというと実は草の話

 除草作業を行っていると、猛烈に草刈り機に絡みついて簡単には取れない草があります。
特に紐式刈刃で除草を行っていると草刈り機に絡みつき、まず手では取り除くことができません。ハサミで切るか、いったん紐式刈刃の機械を外して清掃する必要があります。
 清掃しないで、作業を続けるとそのうち草が大量に絡みつき草刈り機が回転しなくなってしまいます。
 

どんな草かというとこれ↓です。

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 一見何の変哲のない草。これが非常に厄介な草なのです。
草刈り機(特に紐式刈刃)でこの草を刈るとこうなります(これはまだいい方)。

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中にまで入り込んでいます。

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 この草でひどい目にあった人は、この草のそばを車で通りかかるだけで、「あー、あれあれ、あの草やばいよ。とにかく草刈り機に絡みついて取れんよ」と話が出て、「今度の現場は、あのやばい草があるからなあ」と車の中は、しばらくあのやばい草が話題の中心になります。
 

しかしいつもあのやばい草と呼んでばかりでは進歩がないと思い、どんな草なのかちょっと調べてみました。
 

  調べてみると、カラムシという名前。別名苧麻(ちょま)。馴染めない名前。まったく聞いたことがない。
 最初は、何?カラムシ?変な名前だなあ。虫の名前か?と思いました。
 がよく考えてみると、カラムシ?→から虫?→からむし?→絡むし?→「お~草刈り機に草が絡むし(カラムシ)。」なるほど言葉として覚えれば一発で覚えることができる。(実際そうゆう意味があるかどうかは不明)
 漢字で書くと「苧」音読みでちょ 訓読みでカラムシと読む。
 

 ブリタニカ国際大百科事典によると「イラクサ科の落葉性多年草。チョマ(苧麻)とも呼ぶ。日本、マレーシア、インドに自生し、栽培もされる。地下に木質の根茎を伸ばして繁殖する。」とある。
 う~ん、多年草で地下茎により繁殖するから、毎年同じ場所に生え繁殖する・・・か、 厄介なはずだ。
 このカラムシという植物は、古くから衣服の繊維材料として使用されてきた。その繊維は非常に丈夫で、船舶用網、漁網、消火ホース等も作られているとのこと。
 

 草刈り機に絡みついて簡単には取れなくなるのも納得です。
 草刈り作業でこの草を大量に見つけたら、チップソーに変えて草刈り機に絡みついたカラムシは、ハサミ等でまめに取り除くことが得策のようです。
 紐式刈刃で草刈り作業を続けていれば、間違いなく草刈り機にカラムシが絡みつき「くそ!からむしがからむし」とぼやくことになるでしょう。